大麻はカンナビノイドと呼ばれる化合物を生産し、カンナビジオールはその1つにすぎません。ちなみに、日本でよく言われる「大麻を吸うとハイになる」と言われる成分はTHCです。
大麻の研究は数十年にわたって行われてきましたが、90年代初頭になって 科学者が内因性カンナビノイドシステムを発見しました。
このシステムは、全身の神経系、免疫系、臓器の調節にも役立つことがわかりました。研究者がこれまでのところ知ることができる限り、THCは体のカンナビノイド受容体に直接プラグインしますが、CBDは少し違ったやり方をします、とボン・ミラーは説明してます。
「CBDは、天然のカンナビノイドの循環レベルを増加させ、それがカンナビノイド受容体と相互作用します」とBonn-Miller氏は言います。「CBDはセロトニン受容体と相互作用することも示されており、それが不安に有益な効果をもたらす理由の一部である可能性があります。また、疼痛受容体と相互作用するため、痛みや炎症への影響が見られるようになります」
基本的に、ボン・ミラーは、CBDは間接的に作用するため、さまざまな精神的および肉体的な病気を治療する可能性を備えたはるかに広範囲に及ぶと述べています。
また、カンナビノイドがさまざまな疾患(てんかんなど、後述)に対処するためにどのように機能するかは正確にはわかりませんが、CBDはTHCと同じ受容体では機能しないようであることがわかっています。